2019.07.24
東京で行われた、借地・底地アドバイザー養成講座の第5回、『地代・家賃・借家権の評価実務』を受講してまいりました。
地代や家賃を上げたい又は下げてもらいたいとする際、客観的な根拠として、鑑定士による鑑定評価書が頼りになります。
・「不動産の価値は、どれだけの賃料を上げているかなので、できるだけ賃料は下げてはならない」、
・「同じ土地を貸すのにも、居宅用に貸し出すのか、あるいはアパート・マンションやコンビニなど収益建物用に貸し出すのかによって、適切な地代の計算方法は異なる」
・「地代や家賃の改正を求める訴訟では、貸主側、借主側、裁判所がそれぞれ作成させた鑑定評価書で、三つどもえの戦いとなることが多い」、
・「不動産鑑定の依頼は景気の変動に左右される。依頼が多いのは、地価が上がったり、下がったりしているときだ」
等といったお話を聞いてきました。
また、 「東京では、地価はすでに値下がりの局面に入ったという人もいる」というお話しもありました。
最近、別の方からも、「東京での不動産価格の下落は底なし状態」というお話しを、お聞きしたばかりです。
先日発表されたばかりの最新路線価からだけだと分かりづらい、市場の動きの現実があるようです。